2005.02.09更新


「三人姉妹」

「三人姉妹」はチェーホフの150周年を記念して!と言いたいところだけれど、 この前の夏、モスクワでマールイ劇場の、さあ、これぞ、本場ロシアのチェーホフっ てのを見たのである。それに刺激を受けた。まあ、こてこてのスタニスラフスキー演 劇。半分はまるで関係ないと思いつつ、時間の流れやら音の使い方などなど、僕には 奇妙に面白かった。そこで、そうだ、これとまったく違う「三人姉妹」を作ってやろ うと思ったのである。なんせ、バカバカしいほどの悲喜劇である。時代設定は昭和30年代とした。三人姉妹という作品だけれど、本当に三人の女た ちしか出てこない。ただ、私は演劇作品を作るのでも舞踊作品を作ろうとするのでもない。

舞台芸術は、 そんな狭苦しい枠を当たり前のようにとっとと乗り越えなくてはいけない。それをたっ た三人の奇怪な女たちによって軽々しく示したいと思っている。 (by 小池博史)                  

                「ヲ g」

22年前の冬、大学の友人に連れられて舞台壁の色塗りをしに国立の作業場に。 ファインアートと映画浸けの日々の中に、演劇・ダンスとか舞台という言葉はなかった。 まさか、パパ・タラフマラの演出をすることになろうとは、、、。僕がパパ・タラフ マラ作品を作るなら、、、?!小池氏との話、紆余曲折の末、お題は「ゴドーを待ち ながら」(Waiting for Godot)。ひっかっかった2文字。 g:ゴドー、を待ちなが らのヲ。シュビッタースのメルツバウよろしく偶然か運命か切ったり貼ったりしてい るうちに、「ヲ g」生まれる。さて、身体を練って、耳を澄まして、声を足して、 時間にはめて、空間に置いて、こねくり回して出来て行く。ものがたりが追いかけ る。なんだ、結局、演出も僕の作業の延長線上だ。しかしgは、ほん とのところだれなのか?もしかしたらgは他のだれか?僕らはほんとに待っているの か?松島 誠によるパパ・タラフマラ初演出作品「ヲ g」。あなたを待っている。(by 松島 誠)
                              

 
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